ぼくは漫画が好きで、毎日時間を見つけては読んでいます。
どんなジャンルの作品でも、リアリティがあって、その世界観にどっぷりと浸れるものが好きです。
この記事ではぼくが今まで読んだ中で、何度も繰り返し読んでいる面白い漫画をジャンルごとに紹介します。
極力ネタバレしないように内容は伏せて紹介していますが、どれも本当におすすめです。
気になる作品があったらぜひ読んでみてください。
- 恋愛漫画のおすすめ
- 仕事系、勉強系の漫画のおすすめ
- スポーツ系漫画のおすすめ
- ホラー系漫画のおすすめ
- 日常系漫画のおすすめ
- ゆうべはお楽しみでしたね / 金田一蓮十郎
- スキップとローファー / 高松美咲
- ふらいんぐうぃっち / 石塚千尋
- 極主夫道 / おおのこうすけ
- ソウナンですか / 岡本健太郎
- 古見さんはコミュ症です / オダトモヒト
- サバエとヤッたら終わる / 早坂啓吾
- 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い
- サムライせんせい / 黒江S介
- 乙嫁語り / 森薫
- エマ / 森薫
- ハルロック / 西餅
- よつばと / あずまきよひこ
- 働かないふたり / 吉田覚
- 高台家の人々 / 森本梢子
- 日常 / あらゐけいいち
- うさぎドロップ / 宇美
- げんしけん / 木尾士目
- 1518! / 相田裕
- 聲の形 / 大今良時
- 成恵の世界 / 丸川トモヒロ
- 吉祥寺だけが住みたい街ですか? / マキヒロチ
- たそがれたかこ / 入江喜和
- からかい上手の高木さん / 山本崇一朗
- ハイスコアガール / 押切 蓮介
- ばらかもん / ヨシノサツキ
- 亜人ちゃんは語りたい / ペトス
- それでも町は廻っている / 石黒正数
- ネムルバカ / 石黒正数
- グルメ系漫画のおすすめ
- 音楽系漫画のおすすめ
- まとめ
恋愛漫画のおすすめ
僕の心のヤバいやつ / 桜井のりお
「みつどもえ」の桜井のりお著のラブコメディ。
学園カースト頂点の美少女・山田杏奈と、重度の中二病の市川京太郎。
京太郎は山田を観察しているうち、彼女が「底辺を見下す陽キャ」とは全然違うことに徐々に気づいていく。
陽キャ美少女×陰キャ少年のニヤニヤ系青春格差ラブコメディ。
ブスに花束を / 作楽 ロク
ネガティブ思考のボッチ喪女JKの田端花と、クラス一のイケメン・陽介のハートフル・ラブコメディです。キツいタイトルですが、内容は柔らかく、2人の恋を思わず応援したくなります。
ギャグのキレが良く、テンポよく読める作品です。
宇崎ちゃんは遊びたい / 丈
基本1人で静かに過ごしたいと思っていた大学3年生、桜井真一は高校時代の後輩、宇崎花のうざい絡みを最初は迷惑に思いながらも、しだいに楽しく思うようになっていく。
読み進めるうちに、ヒロインのツンデレぶりがくせになる作品です。
夏目アラタの結婚 / 乃木坂太郎
児童相談所に勤務する夏目アラタは、担当児童の卓斗から父を殺した犯人に会ってほしいと頼まれる。獄中の犯人、品川真珠の心を繋ぎ止めるためアラタは結婚を申し出る。
おおよそ恋愛漫画とは言い難い始まりかたですが、物語が展開し、真珠の秘密が解き明かされていくにつれ、アラタは真珠に惹かれていきます。
極限状態での結婚に、結婚の本質を見ることができる今までに見たことのないタイプの作品です。中毒性高いです。
君に届け / 椎名軽穂
陰気な見た目のせいで周りから浮いてしまう爽子が、風早との出会いをきっかけに変わっていくストーリーです。爽子の健気な性格がかわいく、つい応援したくなります。
恋愛のほかにも、千鶴やあかねと友達になる話や、くるみとのエピソードなど読み応えのあるエピソードの多く出てきます。
恋は雨上がりのように / 眉月じゅん
雨宿りに入ったファミレスで、女子高生のあきらが、店長である中年の近藤に惹かれ、徐々に距離を縮めていく、というストーリーの作品です。
近藤は若い時に小説家を志し、今でもその夢を捨てきれずにいる40代のバツイチで、小学生の息子が1人います。
一方、あきらは陸上部の選手だったが、怪我で部活を続けられなくなり失意の日々を過ごしていました。
全く接点のなかったそんな2人が、さまざまな葛藤を感じながらもお互いに惹かれあっていきます。
この作品は、登場人物それぞれの想いが丁寧に描かれていて、知らぬ間に感情移入してしまいます。単なる恋愛漫画ではなく、人生について考えさせられるような、ちょっと深みのある作品です。
俺物語 / 原作・河原和音 作画・アルコ
豪傑で、男子には好かれるけど女子にはモテない男子高校生のタケオは、ある日電車で痴漢にあっている女子高生の凛子を助けたことをきっかけに付き合うことになります。
コメディ色が強い作品で、笑いを堪えることが難しいので電車で読むことはできません。
その一方で泣ける部分も多く、知らず知らず涙を流していることもあります。
どの世代が読んでも面白い、おすすめの作品です。
神のみぞ知るセカイ / 若木民喜
ギャルゲーの女子のみにしか好意を持てない男子高校生の桂馬は、あるきっかけで地獄の使いの悪魔であるエルシィの「駆け魂」狩りに協力することになる。駆け魂の捕獲には、心に隙間のある女子を口説き落とすことが必要になるのだが、桂馬はギャルゲーの経験を用いて攻略していく。
ラブコメディですが、登場人物の心理描写が深く、何度読んでも新しい発見がある作品です。登場人物がみんな生き生きとしているのがいいです。
魔法先生ネギま! / 赤松健
父のように立派な魔法使いを志す10歳のネギは、修行のために日本の女子校で教師になる。
この作品はネギと、生徒たちの、魔法と学園ものをミックスしたラブコメディです。内容はラブコメ以外にも魔法やカンフーによるバトルの要素が強く、スポーツ漫画として読んでも面白く読むことができます。
設定がしっかりしていて、魔法が存在する物語にどっぷりと浸ることができる作品です。
ハチミツとクローバー / 羽海野チカ
美大生の日常を描いた青春ラブコメディです。
主役が特定されていなく、複数の主役のエピソードが並行して話が進んでいきます。
不器用な若者の恋愛や、将来への葛藤がリアルな描写で描かれていて、物語の世界観につい引き込まれてしまう作品です。
恋は光 / 秋☆枝
「恋する女性が光って見える」という特殊能力がある大学生の西条が、恋愛の難しさに苦悩しながらも自分の恋を見つけていく物語です。
登場人物も少なく、全体的なストーリーも地味ですが、登場人物の魅力と、他にないストーリー展開が面白く、楽しく読める作品です。
仕事系、勉強系の漫画のおすすめ
ダブル / 野田彩子
俳優の鴨島友仁(かもしまゆうじん)と宝田多家良(たからだたから)は同じ劇団に所属する俳優仲間で、安アパートで共同生活をしている。
友仁は多家良の類まれな演技力を見抜き、その才能を世に知らしめるために彼を支えている。やがて周囲は少しずつ、多家良の才能を見出していく。
俳優の裏側、考えていることが生々しく表現された作品です。
熊撃ちの女 / 安島薮太
職業・兼業猟師の小坂チアキは過去の因縁から、“日本最強生物”エゾヒグマを追い続ける。 北海道を舞台に描かれる、命がけの狩猟劇。
熊を撃つ猟師の生活をリアルに描いた作品です。読み応えあります。
ブルーピリオド / 山口つばさ
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎は、一枚の絵をきっかけに美大を目指す。その衝撃は八虎を駆り立て、
美術のノウハウやウンチクが満載のスポ根受験物語です。
かくかくしかじか / 東村アキコ
漫画家、東村アキコの自伝作品です。
彼女が高校生時代に絵を習っていた、画家の日高先生とのエピソードが描かれています。
生徒に対して厳しく、真剣に絵を教える日高先生の姿に心を打たれます。
東村アキコが漫画家になるまでの道程も描かれていて、参考になることが多い作品です。
コウノドリ / 鈴ノ木ユウ
産婦人科医とジャズピアニスト、二つの顔を持つサクラの、産婦人科を舞台とした医療漫画です。
育児や出産に関することが詳しく、リアルに描かれていて、勉強になることが多いです。
出産を控えている方にもおすすめです。
昭和元禄落語心中 / 雲田はるこ
2人の落語家の生涯を描いた作品です。
時代の変化に伴い落語はどのように変化していくのか。
落語家の生き方や、落語に対する考え方が描かれています。
作品の中では落語の内容が詳しく出てくるので、落語を聞かない人でも楽しめます。
舟を編む / 雲田はるこ画 三浦しをん原作
出版社の辞書編集部に務める馬締(まじめ)が、長い歳月をかけて新しい辞書の制作に取り組んでいく様子を描いた作品です。
辞書作りを通して構築されていく人間関係が、自然なのにやさしく、深く描かれています。
宇宙兄弟 / 小山宙哉
ある兄弟がともに宇宙飛行士を目指し、成長していく物語です。
先に宇宙飛行士として活躍している弟のヒビトを追いかけるように宇宙飛行士を目指す兄、ムッタ。2人はそれぞれ紆余曲折を経ながらも、同じところを目指していきます。
読みやすく、自然と宇宙飛行士について詳しくなれます。
小学生くらいのお子さんが読んでも楽しく宇宙について学ぶことができる作品です。
3月のライオン / 羽海野チカ
男子高校生でプロ棋士の桐山零と、その周りの人々について描かれた作品です。
将棋にまつわる話以外にも、若い時の人生に対する葛藤や、周りの人間と自分の違い、恋愛など深い内容が描かれた作品です。
将棋に興味がなくても面白く読める作品です。
スティーブ・ジョブズ / ヤマザキ マリ
ウォルター・アイザックソン著のベストセラー「スティーブ・ジョブズ」のコミック版です。
アップルの創始者であるスティーブジョブスの生涯がわかりやすく描かれています。ジョブスの仕事への姿勢や考え方は参考になることが多いので、アップルファンの人以外にもおすすめです。
重版出来! / 松田奈緒子
出版社の漫画週刊誌編集部の仕事がテーマの作品です。
柔道の選手だった黒沢心は怪我が原因で選手生命を絶たれ、出版社に入社し、編集者として成長していきます。編集者の漫画に対しての熱い思いがまっすぐに描かれていて、読んでいて気持ちの良い作品です。
マスターキートン / 浦沢直樹
軍隊経験があり、考古学者を目指す保険の調査員のキートンが様々な事件を独自の視点から解決していく変わり種の探偵物です。
少し古い作品ですが、内容が濃くて幅広い知識が詰め込まれた漫画です。
何度読んでも面白く、今でも時々引っ張り出して読んでいます。
俺はまだ本気出してないだけ / 青野春秋
40歳になってから、漫画家になるために突然会社をやめた大黒シズオが、家族や友人に心配されながらも少しづつ前に進もうとしていくストーリーの作品です。
ダメな大人にしか見えない主人公が、周りの人との関わり合いから徐々になにかを見出していく様が妙にリアルです。
さらりと読めるのですが、なぜか印象深い作品です。
響〜小説家になる方法 / 柳本 光晴
天才的な、小説を描く才能を持つ持つ女子高生の響が小説家としてデビューし、周りを巻き込みながら才覚を発揮するストーリー。
響の圧倒的な才能に周りの人間が巻き込まれながらも、最終的には惹かれてしまう爽快な展開が読んでいて気持ち良い作品です。
響の書いた小説が本当にあったら読んでみたい、と思ってしまいます。
スポーツ系漫画のおすすめ
のぼる小寺さん / 珈琲
この作品はクライミング部に所属し、ボルタリングを趣味とする女子高生、小寺さんの日常を描く青春スポーツ漫画です。
内容はボルタリングの話だけではなく、日常の出来事についても描かれており読みやすく、自然とストーリーに引き込まれます。
ボルタリングに真摯に取り組む小寺さんの姿勢が印象的です。
神々の山嶺 / 夢枕獏 作、谷口ジロー 画
主人公であるカメラマンの深町と、登山家の羽生のエヴェレストの登山にまつわる内容の作品です。
力強く、生々しいストーリーで、知らない世界に引き込まれる感覚があります。
読み終わった時に強い感銘を受ける作品です。
かもめ☆チャンス / 玉井雪雄
奥さんが行方不明で5歳の娘がいるサラリーマンの更科が、ロードバイクに出会い、最終的にプロのロードレーサーになっていくストーリーです。
ロードバイクについてかなり詳しく描かれていますが、内容がわかりやすく、コミカルで楽しく読める作品です。
のりりん / 鬼頭 莫宏
主人公の名前がノリなのでのりりんというタイトルかと思っていたら、九州弁の「乗りなさい」という意味でした。
作者本人もかなり乗る人らしく、自転車のマニアックな話をたっぷり読むことができます。自転車に興味が無い人も、これを読むとロード乗りたくなりますよ。
あさひなぐ / こざき亜衣
高校入学と同時に薙刀を始めた旭の青春と成長を描いた作品です。
薙刀についても詳しく描かれているので、ルールや技などについて自然に知ることができます。
薙刀以外のエピソードの描写も良くて、特に恋愛の表現がさりげなく詩的で、心をぎゅっとつかまれます。
ホラー系漫画のおすすめ
補助隊モズクス / 高田 築
サラリーマンの東海林はあることをきっかけに式神使いとなり、倫虫(りんむ)という妖怪のようなものを退治しなければいけなくなるのですが、命をかけなければならない戦いに様々な葛藤を抱えながらも成長していくストーリーです。
途中で打ち切られた感のある終わり方ですが、よくまとまった良い作品だと思います。
寄生獣 / 岩明 均
ある日を境に、人の頭に寄生し、人間を捕食する寄生獣が日本中に蔓ることになる。
そんな中、寄生獣が右手に寄生してしまい、人間の脳が残ったまま寄生獣と生きていくことになった新一。
新一と寄生獣の種別をかけた戦いと、生きることへの葛藤を描いた作品です。
有名な作品ですが、読んだことの無い人はぜひ一度読んでみてください。
アイアムアヒーロー / 花沢健吾
流行らない漫画家の鈴木英雄はゾンビになってしまった彼女を自らの手で殺す。同じ頃、人がゾンビ化する奇病が日本中に蔓延し、英夫は生き残りをかけたサバイバル生活を余儀なくされます。
壮大なスケールで描かれている作品で、危機に追い込まれた人間の描写が生々しく描かれています。
シリアスな内容も多いですが、主人公の英夫の、弱気で真面目な性格が作品をコミカルで読みやすいものにしています。
大ヒットして、映画化もされましたが映画の方はシリアスな内容で原作とはちょっと雰囲気が変わっています。
MONSTER / 浦沢直樹
ドイツに住むエリート外科医のテンマは、ある事件をきっかけに連続殺人犯として指名手配されてしまう。
真犯人を追い、逃亡を続けるテンマと、事件の展開を描いたサイコミステリー作品。
単なるサスペンス作品ではなく、テンマや、周りの人物の生活の一片を描く描写も印象的な作品です。
日常系漫画のおすすめ
ゆうべはお楽しみでしたね / 金田一蓮十郎
オンラインゲームで知り合ったゴローさんとたくみはシェアハウスすることになるが、待ち合わせ先で立っていたゴローさんは、ゲーム内のキャラとは似ても似つかないギャル系女子だった。
始めは無理そうだった共同生活も、共通の趣味をきっかけに、2人は徐々に距離を縮めていく。
自分と違う人種のようでも、意外と考えてることは一緒だったり、人間関係に希望がもてる作品です。
スキップとローファー / 高松美咲
入学を機に地方から上京した岩倉美津未は、勉強はできるが、同世代コミュ経験がとぼしく、天然のキャラクターが周りからちょっとずれている。
でも、そんなまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくという、ハートフル青春群像コメディです。
読んでいるうちに心がすっきりします。
超おすすめです。
ふらいんぐうぃっち / 石塚千尋
15歳の魔女、木幡真琴(こわた・まこと)は青森にある親戚の家で修行を始める。
ほうきを使って空を飛んだり、新しい魔法を発明したり、魔女としていく成長していく真琴。ファンタジーだけど日常系の、のんびりした内容のコメディです。
雰囲気が「よつばと」のようで、ゆっくりと時間が過ぎていく感じが読んでいて心地よい作品です。
極主夫道 / おおのこうすけ
元ヤクザの龍が、奥さんのためにキャラ弁を作ったり、近所のマダムたちと仲良くしたり、主夫の道を極めていくという日常コメディです。
奥さんとの馴れ初めや、主婦になるまでの過去話も徐々に明かされていくところも気になる展開です。
何も考えずに読んで笑える作品です。
ソウナンですか / 岡本健太郎
修学旅行の飛行機事故で
無人島に流された、
4人の女子高生によるサバイバル劇。
絵も可愛く、女子高生が主役の作品ですが、
内容はかなり本格的なサバイバル漫画です。
状況的にかなり悲惨ですが、
登場人物の明るさで作品が読みやすく、
楽しめる作品です。
古見さんはコミュ症です / オダトモヒト
絶世の美女、女子高生の古見祥子は、
実は人と話すことができないコミュ症だった。
高校入学した日から、隣の席の只野君くんに
助けてもらいながら、
友達100人作ることを目標に
がんばっていくという内容のコメディです。
多少もどかしい展開の作品ですが、
読み進めていくとキャラクターたちが
可愛く思えて、思わず応援したくなります。
サバエとヤッたら終わる / 早坂啓吾
大学生の宇治と、ガサツな女友達サバエの
キャンパスライフを描いた作品です。
友達としか見ていないサバエだが、
意外に巨乳だったり、色っぽい姿に
宇治はついムラッときてしまいます。
サバエのするどいツッコミに宇治は動揺を隠しきれません。
2人のギリギリのエロの攻防戦がかなり笑えます。
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い
地味でモテないオタクの女子高生智子の日常を描く作品です。
始めは友達もいなかった智子ですが、回を追うごとに友達が増えたり、生活が充実していきます。
特に、10巻くらいから展開が面白くなっていくので、のんびり読み進めていくことをお勧めします。
サムライせんせい / 黒江S介
幕末の志士、土佐藩郷士である武市半平太が現代にタイムスリップし、塾の講師をしながら、元の時代に帰る方法を模索するというお話。
人物への考証が深く、他にも坂本龍馬なども登場します。
武市の硬い性格と、現代の風潮のギャップが面白く、それでも何かを極めた人はどこへ行っても通用するのだと思い知らされる作品です。
乙嫁語り / 森薫
19世紀後半の中央アジアに住む人々の生活を描いた作品です。
時代やその土地の文化がよく研究されていて、読んでいるだけでその世界にどっぷりと浸ることができます。
絵も美しく、丁寧に描かれていて、ただ眺めているだけでも良いです。
異国情緒を気軽に味わうことができるおすすめの作品です。
エマ / 森薫
1800年代のイギリスを舞台とした、あるメイド、エマの物語です。
寡黙だけどタフで、聡明なエマが身分の違う男性を好きになることによって自分を変えていきます。
展開が気になり、一気に読んでしまう作品です。
ハルロック / 西餅
電子工作が好きな女子大生のはるが、日常で役立つものを発明をしていくストーリーです。
内容のゆるさや、テンポの良さが読みやすい作品です。
描かれている内容は実際に作れる電子工作について描かれていて、実際に商品化されたものもあるようです。
主人公のはるを始め、登場人物が個性的で魅力的なのも見所です。
よつばと / あずまきよひこ
5歳の娘のよつばと、翻訳家の父ちゃん、その周りの人たちの日常を描いた作品です。作中とてもゆっくりと時間が流れていて、連載開始から10年以上経っているのに作中ではまだ半年ほどしかすぎていません。何気無い話ばかりですが読み終わると心がすっきりします。
有名な作品ですが、読んでいない人にはぜひおすすめしたい作品です。
働かないふたり / 吉田覚
ニートの兄妹の2人と、その家族や友人の日常を描いた作品です。
内容はほぼコメディですが、普通に生きていると考えないようなことをふと考えさせられたりもします。
読んでいるといつの間にか肩の力が抜け、癒されている作品です。
高台家の人々 / 森本梢子
妄想が趣味の地味なOLの木絵と、人の心の中が読める超能力を持ったエリートサラリーマンの高台光正の恋愛や日常を描いた作品です。
作中の木絵の妄想が面白すぎて、息ができなくなるくらい笑えます。
日常 / あらゐけいいち
日常というタイトルですが、内容はかなりスラップスティックなギャグマンガです。
3人の女子高生を中心に、学校の生徒たちや、先生、家族、近所に住む幼女の天才科学者やロボットなどが登場し、内容も予想できないような展開です。
するどいギャグと、ゆるい内容が読んでいて飽きさせない作品です。
アニメ化もされており、そちらもかなりおすすめです。
うさぎドロップ / 宇美
30代独身のダイキチが自分の祖父の隠し子である5歳のリンを引き取り、苦労しながらも育てていくというストーリーの作品です。
ダイキチが育児のために、仕事の部署を変えてもらったり、生活スタイルを変えたりするのですが、迷いなくリンを第一に考えるところが良いです。
げんしけん / 木尾士目
ある大学のサークル「現代視覚文化研究会(現視研)」という、いわゆるオタク系のサークルを舞台とした大学生のゆるくてリアルな日常を描いた作品です。
作品の内容はアニメ、コスプレ、同人誌などのオタク系のネタから、恋愛、同性愛などまで幅広く、深く掘り下げて描かれています。
学生時代を懐かしく思える作品です。
1518! / 相田裕
肘を故障して野球を続けられなくなった男子高校生の烏谷公志郎が、生徒会の役員として学生生活に喜びを見出していく青春ストーリーです。
若者の葛藤や、パワーを丁寧な描写で描いた作品です。
途中から恋愛漫画のようになりますが、それでも最後まで清々しく、まっすぐな作品です。
聲の形 / 大今良時
聴覚の障害が原因でいじめを受けていた硝子と、いじめていたことが原因で周りから孤立した将也が高校生になってから交流を再開し、徐々に打ち解け合っていく物語です。
小学校時代の回想シーンでは生々しいいじめの描写があり、目を背けたくなるのですが、その後続く展開を読み始めると目が離せなくなります。
恋愛とも、友情とも違う、若者たちの心の機微が丁寧に描かれた作品です。
成恵の世界 / 丸川トモヒロ
宇宙人の父と、地球人の母の間に生まれた女子中学生の成恵と、ごく普通の中学生の和人の不思議な日常を描いたゆるめのスペースオペラです。
SFの要素が強いのですが、宇宙船が擬人化されていたりして、SFと思えないようなわかりやすさがある作品です。
設定が面白いので、SF好きな人におすすめです。
吉祥寺だけが住みたい街ですか? / マキヒロチ
吉祥寺にある不動産店を営む双子の重田姉妹が、吉祥寺に住みたいと言う客に吉祥寺以外の街を紹介するというテーマの作品です。
毎回違う街の良さが紹介され、いろいろな街の住み心地を知ることができます。
重田姉妹の微妙な人柄が癖になる作品です。
たそがれたかこ / 入江喜和
バツイチで子供と別居し、年老いた母と二人暮らしをしているタカコが、ある夜に聞いたラジオをきっかけにしてロックバンドを好きになり、そこからストーリーが展開していく作品です。
読んでいると「いろいろと悩むことがあっても、前向きに行こう」という気持ちにさせてくれます。
からかい上手の高木さん / 山本崇一朗
からかうのが得意な高木さんと、からかわれるのが苦手な西片君のほのぼのラブコメです。何気ない内容ですが、絵が上手く、表現が上手く、毎回完成度の高い作品です。
ハイスコアガール / 押切 蓮介
ファミコン時代の小学生がゲームを通して交流し、成長していくお話です。
ぼくは子供の頃あまりゲームをしませんでしたが、それでも世代なのでとても懐かしく読みました。
同世代の方におすすめです。
ばらかもん / ヨシノサツキ
書道家の半田青洲はあることをきっかけに自然豊かな島、五島で暮らすことになる。島の人たちとの交流により青洲はやりたいことを見つけ、少しづつ成長していく。
コメディ中心の内容ですがふっと感動させられたりします。
亜人ちゃんは語りたい / ペトス
雪女、吸血鬼、サキュバスなど亜人(デミ)が存在し、人間と共存していると言う設定の中で、亜人の強い興味を持っている高校教師の高橋鉄男が、生徒や先生の中にいる亜人たちと交流し、その生態の謎を紐解いていく内容の作品です。
作中では、それぞれの亜人に対する見解が深くなされていて興味深く読める作品です。
それでも町は廻っている / 石黒正数
女子高生の歩鳥を中心とした日常を描いた作品です。
作品の内容には、探偵的謎解きや、オカルト、SF、恋愛など様々な要素が混在しているのですが、不思議と違和感なくまとまっています。
ネムルバカ / 石黒正数
大学生の鯨井ルカは、ふとしたきっかけでミュージシャンとして大成をなすが、自分の置かれた立場に違和感を感じて失踪してしまう。
若いころの夢や、様々な葛藤が描かれていて、心に残る作品です。
グルメ系漫画のおすすめ
半助喰物帳 / 草香去来 原作、 灯まりも 漫画
現代へタイムスリップしてしまった江戸時代の終わりの侍、楢原半助が助けてもらった会社員の吉川香澄に恩義を返すべく、料理番として仕える、というお話です。
半助と香澄がお互いを尊重し合って生活していく様がなんとも心地よい作品です。
お侍さんの生きる姿勢に、襟を正したくなります。
花のズボラ飯 / 原作:久住昌之 作画:水沢悦子
夫が単身赴任中のため、一人暮らしをしている花が思いつくままのズボラ料理を作って1人で食べるという内容の作品です。
花は1人でいてもいつも楽しそうで、出てくる料理もズボラと言いながらも美味しそうです。
作中のダジャレ連発の花の独り言が面白いです。
くーねるまるた / 高尾じんぐ
日本文学が好きで、ポルトガルから来たマルタは、ぼろアパートに住み貧乏ながらも工夫して作った料理を楽しみながら生活しています。
文学作品に出てくる料理が出てきたり、東京のちょっとした名物料理などが出てきたりと面白い切り口です。
日本の風景と、異国情緒が混在していて、読んでいると自分がどこにいるのかわからないような不思議な感覚になる作品です。
ラーメン大好き小泉さん / 鳴見なる
ラーメン好きの女子高生が名店のラーメンを食べ歩く、というだけの内容ですがラーメンの説明や絵が丁寧に描かれていて、ついのめり込んで読んでしまう作品です。
作中では実在のラーメン店が出てきますので、読んでみて食べたいと思った店には行ってみることもできます。
ラーメン発見伝・ラーメン才遊記 / 原作:久部緑郎、作画:河合単
ラーメン発見伝は、自分のラーメン店を持ちたいと思っているサラリーマンの藤本浩平が、ラーメン関連の仕事を受け持ちながら、自分の作りたいラーメンを模索していくストーリーの作品です。
単に美味しいラーメンを作るだけではなく、仕入れや人件費など経営についても深く掘り下げた内容となっていて飲食店の経営ノウハウを勉強することもできる作品です。
ラーメン発見伝の連載終了後に連載されたラーメン才遊記も同様の内容ですが、こちらは藤本のライバルだった芹沢が経営するコンサルティング会社が舞台となります。
いつかティファニーで朝食を / マキ ヒロチ
朝食好きな麻里子が、いろいろなお店の朝食を食べ歩きながら、恋や仕事に悩んだりする内容の作品です。
ストーリーがしっかり展開していて、それだけでも面白い作品です。
お店や料理の紹介が丁寧に描かれていて食べにいきたいと思う店もあるのですがなかなか朝ご飯は外に行って食べないですね。
山と食欲と私 / 信濃川日出雄
登山が趣味の日々野鮎美は、山で料理をしたり、食べたりすることを描いた作品です。
登山についても詳しく描かれていて、登山漫画としても十分楽しめる内容です。
きのう何食べた / よしながふみ
弁護士のシロさんと美容師のシンジというゲイのカップルの日常を描いた作品です。
シロさんが作中でいろいろな家庭料理を作るのですが、レシピも載っているので実際にいくつか作ってみたこともあります。
ゲイでありながらも職場へのカミングアウトができず、いろいろ気にしながら生きてきたシロさんが、ケンジと暮らしていくことで少しずつ気にすることをやめていけます。
淡々とした日常の中にある小さな喜びや幸せを確認できる作品だと思います。
音楽系漫画のおすすめ
Shiori experience ジミな私とヘンなおじさん / 長田悠幸、町田一八
とある進学校に勤務する地味な英語教師に、ある日突然あのギターの神様ジミヘンが憑りついて……という、少々突飛な設定の本作ですが、音楽についての描写が詳しく、わかりやすく、楽しく読めます。
回が進むにつれ、ワールドワイドな展開になっていきます。ロック好きにはたまらない内容です。
Blue Giant / 石塚真一
ジャズに魅せられた高校生の大が切磋琢磨しながら、ジャズのサックス奏者として成長していくストーリーの作品です。
ジャズについての描写がとてもリアルです。音の表現方法が素晴らしく、音が聞こえてくるようです。
ジャズを知らない人も、知っている人にもおすすめできる作品です。
アポロンの坂道 / 小玉ユキ
1960年代くらいの、福岡県佐世保を舞台とした2人のジャズが好きな高校生の青春と友情を描いた作品です。
男子高校生の高校生の薫は横須賀から佐世保の高校に転校してくるが、学校に馴染めずいるところで不良の風貌をした千太郎に出会う。千太郎がジャズのドラムを叩いていることをきっかけに薫もジャズピアノを始め、のめり込んでいく。
ジャズに関するエピソードがリアルで読み応えのある作品です。
ピアノの森 / 一色まこと
森に捨てられたピアノで遊んでいたことで天才的な技巧を身につけたカイが、苦難を乗り越えながらピアニストとして成長していく物語です。
カイが小学生の頃から、青年になるまで物語は続きます。
絵の美しさや展開の面白さから、一気に読んでしまいます。
読んでいるとクラシックピアノが聞きたくなる作品です。
ソラニン / 浅野いにお
ロックバンドへの夢を捨てきれない種田と、その彼女の芽衣子の若い時の葛藤を描いた物語です。
全2巻で完結する作品ですが、印象が強く一度読むと忘れられない作品です。
空電ノイズの姫君 / 冬目景
ギタリストの父の影響で卓越したギターテクニックを持つ女子高生の磨音があるバンドに加入し、他人の影響を受けながら成長していく話です。
雰囲気や描写がリアルで、世界観に浸れる作品です。
ましろのおと / 羅川真里茂
天才三味線奏者を祖父に持つ男子高校生の雪が、三味線奏者としてスタイルを模索し、成長していく物語です。
普段あまり知ることのない三味線の世界が味わえる作品です。
まとめ
漫画は紙の本で読むのもいいですが、電子書籍もおすすめです。
スマホやタブレットで読めるので、荷物にならずに何百冊分も読むことができます。
今回の記事参考にしてもらえたらうれしいです。
それではまた。
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